家族の団欒やマナーを学んだり、お客様が来訪した際に差し出すお茶。
お茶はこれ以外にも様々な場面で飲まれていますが“飲む”だけではなく、お茶の効果を得る事も出来ます。カテキン、テアニン、ビタミン、サポニンなどが含有されているため、酸化防止、リラックス、抗インフルエンザ作用など、私たちが健康で毎日を過ごしていくために必要な効果をもたらしてくれることから、中国ではお茶の事を薬として位置付けていた時代も有ったほどです。
最近では私たちの食文化が和食から洋食に傾きつつある中、お茶を消費する事が少なくなり、いつ飲むのか?と思われている方も多いのではないでしょうか。しかし、消費量減少に伴い、お茶の持つ効果や作用に対して再び注目が集まっているのも事実です。そこで今回は、お茶に関する様々な資格について、人気比較にして資格を紹介していきたいと思います。
目次
人気 日本茶セレクター
日本茶の知識や歴史について興味がある方に、お茶関連資格の中でも最も人気の高いJSFCA 日本安全食料料理協会の日本茶セレクターの資格がおすすめ!
日本茶の基礎を学ぶことが出来、お茶の栽培や茶摘み、一番茶・二番茶などの種類とその違い、お茶に関する呼び名と意味、相場や良いお茶を見極める方法など、お茶に関する様々な事柄を学べますので、お茶の資格を一切持っていないという方にもお勧めです。
日本茶を最も美味しく淹れ、飲む事で得られるメリットを充分理解し、自宅以外でもお茶を振る舞う事で、より従事した時を過ごすことが出来るようになります。
緑茶インストラクター
茶葉別の美味しい淹れ方、茶器の扱いや意味・名称、日本全国各地にある銘茶の生産地の基礎知識、日本茶が一般の人に広く知れ渡るようになるために尽力を尽くした人物、お茶の歴史、茶葉の保管方法など、幅広い事柄を学ぶことが出来ます。
お茶には様々な道具が使用され、現在でもそれが受け継がれていますが、これらの茶道具はお茶の誕生と共に発展してきた歴史と深い関わりがあります。お茶の歴史に興味がある方にもおすすめの資格です。
茶葉を利用したレシピなども学ぶことが出来るので、お茶に関する幅広い知識を得るとともに、料理のレパートリを増やす事も出来、日常系活の充実にも大きく貢献してくれます。
日本茶アドバイザー
日本茶に対して関心を持っている人で、一般消費者に対してお茶の魅力を伝える事ができるアドバイザーを目指している方にお勧めの資格です。
養成スクールに通い資格を取得する方法と、通信講座で学んでから資格取得をする方法とがあり、通信講座で学ばれた方でも受講できる実技講習会もありますので、資格取得方法に選択肢が多くあること大きなメリットです。
日本茶インストラクター
様々な職業の垣根を越えて資格取得がされている日本茶インストラクター認定資格は、消費者や初級アドバイザーを指導する事ができるワンランク上の知識を得る事ができます。日本茶のプロとしてお茶の普及をはじめ、お茶に関するあらゆる知識を学ぶ事ができますので、将来的にお茶に関連した商売の独立を目指している方にとってもおすすめの資格です。
資格取得では20歳以上の方で通信講座を受講された方を対象に日本茶インストラクターの認定試験を受ける事ができます。1次試験の筆記と、2次試験の実技を経て資格を得る事ができます。尚、日本茶アドバイザー=初級、日本茶インストラクター=中級、日本茶マスター=上級と、ランク別に資格が設けられていますので、目的に応じた資格を取得すると良いでしょう。
日本茶スペシャリスト
製造工程からはじまり、美味しい日本茶の淹れ方までを学ぶことが出来る資格です。お茶の基礎知識を学ぶことで、自宅でのリラックスタイムを優雅なひと時に変えてくれるだけではなく、職場などで新人教育の一環として講習を行う事も出来ますので、公私共にお茶に関わる活躍をする事ができます。
お茶、日本茶と言っても様々な資格があります。それぞれの資格を比べる事で学べる内容も異なっている事がお分かりになると思いますので、目標や目的に合わせて最適な資格を選ぶと良いでしょう。